誰かが大きなストレスを抱えていた場合、まわりにいる人々にどのような影響を及ぼすのか? キンカチョウを対象とした新しい研究により、ストレスは社会集団内で広がり、ストレス要因に直接さらされていない個体にも伝染していくことが明らかとなった。ストレスを多く受けた個体がいる集団は、活動的ではなくなり、仲間との絆が弱まるなど、社会的行動に変化が見られたという。このストレスの波及は、社会的な集団の結束に負の影響を与え、生存にも大きくかかわる可能性があることを示唆している。個のストレスは集団に伝染するのか? 動物の生息地は、都市化や気候変動により急速に変 […]