15~16世紀にメキシコ中部で栄えたアステカ文明。その遺跡から発見された陶器製の笛は、頭蓋骨をかたどっていることから「死の笛」と呼ばれている。実際に吹いてみると、耳をつんざくような、人間の断末魔の叫び声のような背筋が寒くなる音がする。スイス、チューリッヒ大学の新たな研究では、この音色が人の感情にどのような影響を与えるのかが調べられた。音を聞かせた被験者の脳の活動をスキャンしたところ、精神を混乱させることが分かったという。遺骨とともに発見されたアステカの死の笛 1987~1989年にメキシコシティのエエカトル・ケツァルコアトル神殿で行われ […]